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たいち コンプレックスハーモニー第3話

届け!積年の一途な想い!

とうまの必死の訴えが届き、
ようやく玄一郎(げんいちろう)は己の間違いに気づく。

最低な教師である自分を軽蔑するでもなく、
変わらず慕い続けるとうまの姿に、胸をうたれる。

今までの連中とは違う、純粋な気持ちに応えてやりたい一方で
玄一郎は自分の犯した過ちをどうしても許せずにいた。


少し考える時間が欲しいと頼み、
距離を置いたものの、考えは堂々巡りするばかり。

眩しいとうまの笑顔と比例するかように
自分の事を責め続けていた…

過去の傷、
とうまを傷つけた事実、
脳内は混乱するばかりで…


悩み続ける玄一郎を見かねたとうまは「ある物」を見せようと決意する。
それは慕い続けた時間の長さが一目でわかる、彼の宝物だった。


玄一郎の闇に気づきはじめたとうまは
思い込みではない「今」を見るように語りかける。

記憶の闇ごと照らし出す、とうまの光属性が覚醒!
玄一郎を過去のしがらみから救い出せるのか…?!

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